2017年8月3日木曜日

「思い込み」と「経験値」

「思い込み」と「経験値」の違いは何だろうって考えると、「思い込み」は有害、「経験値」は有益なことだと思う(これは思い込み?経験値?)。

ただ付け加えて考えると、「思い込み」は自分にとって有害でも他人(もしくは組織)にとって有益なパターンがある。この種類の「思い込み」は放置されるか利用される。だから取り除いた方が自分のためになる。

「思い込み」が発生しやすい状況はある。
繰り返し同じ情報をインプットされた場合。「繰り返し」
距離の近い人からの情報の場合。「心理距離」
判断の直近にインプットされた情報の場合。「直近」
自分が選択した(もしくは信じている)情報源からインプットされた場合。「信仰」

「思い込み」を避ける方法を考えてみると、「繰り返し」「心理距離」「直近」「信仰」情報を再考すれば良いのかもしれない。
具体的には「繰り返し」には、新しい知見は無いか、を探求すること。
「心理距離」にはネット等で類似の例を探すこと(心理距離がかけ離れている対象を例とする)。
「直近」には過去の記憶をなるべくさかのぼること。
「信仰」には選択した情報源以外からも情報を得ること。

更に考えるとSNSなどは自分と似たような人と集まりやすいので「思い込み」が加速しやすい状況になる。SNSの原理として、「繰り返し」「心理距離の近い」「直近(タイムライン)」「信仰(価値観が似ている)」仲間を集めようとしているから。SNS経由の情報は「思い込み」を強固にしやすいのは当然なのかもしれない。
意図的に自分と異なる意見を持つ人から情報を得ないと、「思い込み」の塊になるのは時間の問題である。
「思い込み」の塊になると、異論に対して脊髄反射で拒絶反応を示すようになる。

「思い込み」を「経験値」に変えるのは「気付き」を伴う変化が必要になる。大事なのは「気付き」ではなく変化の方である。変化をするには、自分の情報源を自分と似たタイプで固めないことが良いと思う。
(集団から浮いている人が「経験値」を持つのは当たり前であって、他者にとってのフツーを知ることが本人にとっては「気付き」を伴う変化になるからである。このために知性のある人は一方的に知性を持ち、思考停止する人は一方的に凝り固まる原因だと思う。)


意図的に自分の価値観と似ていない人たちを情報源としてフォローするのが、「思い込み」の塊になるのを防いでくれる方法である。情報源の偏食を防ぎ、栄養バランスのとれた情報源を摂取するのが思考の健康に不可欠。